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ライバルは昨日の自分 敵は相手のみにあらず

ライバルは昨日の自分 敵は相手のみにあらず

ある映画を見ていた際のこと、その中の登場人物の台詞で「俺が相手にしているのは常に昨日の自分だ」というものがありました。その台詞があまりにも格好良く、十数年たった今でもよく覚えています(と言っても、映画のタイトルや内容はあまり覚えておらず、その登場人物とその台詞だけはしっかり覚えているのですが…)。

 

ライバルを持つことは良いことです。自分と同じくらいの実力の友人と切磋琢磨していくことで互いを高めていく。とても素晴らしいことだと思います。誰かと競うということはよいのですが、問題は「人を気にしすぎること」です。

 

高校時代、テストがとても憂鬱でした。「テスト勉強が面倒」というよりも、「今より番数が落ちるのではないか」ということが毎回とても心配でした。誰かに負けることがたまらなく嫌だったのです。テストでもプレッシャーで実力を発揮できなかったり、必要以上に悩み過ぎたりと、今思うと失敗ばかりしていました。

 

大事なのは「自分が前と比べてどれだけできるようになったか、あるいはどういうところが成長したのかをはっきり知ること」です。そのためには昨日の自分、つまり以前の自分と比べるのが一番です。そうすれば必要以上に周りを気にしすぎることもなくなりますし、「自分に足りない所はどこか」をしっかり把握することができます。勉強にしろ、スポーツにしろ、大事なのは「昨日の自分に勝つこと」です。そうすれば何事も自然と上達していくと思います。