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新学期が始まりました。

新学期が始まりました。
新学期が始まりました。 
新しい学校、新しい学年。新しい先生に新しい友だち。子どもたちにとってこの時期は、新しいことが毎日目白押しです。期待と不安の入り混じった落ち着かない日々だと思います。4月の学校生活は1年を通じてもそれほど忙しいわけではありませんが、それでも慣れないことにストレスを感じることはやはり多く、いつも以上にその対処に気を配る必要があります。適度な休息と十分な睡眠が何よりの対処法です。子どもたちには、夜更かしをしてストレスをため込むことのないように気をつけてもらいたいものです(たとえ好きなことをやっていたとしても、睡眠不足はストレスの敵です)。悩み事の大半は、一晩ぐっすり寝ればずいぶん軽減するものです。しかしそういうことに気をつけてさえいれば、子どもたちは新しい環境への適応力にはもともと大いに恵まれているはずですから、周りの大人が心配するほどのことは、基本的にはあまりないと思います。
塾のほうは、ついこの間まで対策に追われていた受験が終わり、その緊張と興奮が急速に遠のいていきつつあります。今は、新生活への期待と不安が入り混じった複雑な表情を見せる子どもたちを前に、また改めてのスタートを切ったところです。ここからまた、受験を大目標とする塾の1年が始まります。
アルファ水橋校はこの数年、中学生を中心にとても多くの生徒を受け入れてきました。そういう中、最近は、アルファ水橋校の原点ということをよく考えます。それは、小学生であれ、中学生であれ、高校生であれ、子どもたち1人1人をしっかりと見るというものです。マンツーマンの個別指導ではありませんが、集団授業の中で徹底的に個別対応をするというのが、小学生、中学生、高校生を問わず、この数年来、水橋校の授業の基本スタイルになっています。
集団授業と個別対応の両立ということですが、それはつまり、子どもたちの自ら調べ、考え、苦労して答えにたどり着くという、後々の人生まで、きっと生きる力になって役立つに違いない自立の姿勢を育てたいがための集団授業であり(転んでもまず自分から起き上がるのを待つということです)、他方で、新しい内容を理解し身につける上で躓きの原因となるものは子どもによって違っていることがある、そのための個別対応ということです。これらをいかに両立させるかに、私たちは日々心を砕いています。
こうした形の指導では、生徒の人数がある程度以上にまで膨れ上がると、急速に実効性が失われてしまう嫌いがあるのは確かです。これまで水橋校では特に授業の定員というものをはっきりとは設けていませんでした。しかしこの新しい年度からは、ある程度はっきりとした定員の目安を設けたいと考えています。生徒の皆さんと保護者の皆様には、ご理解とご協力を賜りたいと考えております。
中学生と高校生については、基本的に各学年10名程度、多くとも12?13名程度を上限として、今後の指導をさせていただきたいと考えています。小学生については、今のところ特に定員は設けないつもりです。
各学年とも、今の時期は、まだ人数に余裕があります。お子様の入塾をお考えの方がおられますなら、どうぞお早めに、私どもにお声をお掛けください。入塾に当たっては、通常2回程度の体験授業(無料です)を受けていただき、アルファ水橋校の指導スタイルと雰囲気に馴染んでいただけるかどうか、事前に検討していただくようになっています。
また塾の指導スタイルというものを、私たちは頑固に固定的なものとして考えたくありません。学校のような一斉授業の形を私たちがとっていないことにはそれなりの理由がありますが、そういう形の指導も必要に応じて一部取り入れています。インターネットの環境が整っている最近では、パソコン端末を使った映像配信型の指導に力を注ぐ塾も増えています。水橋校も高校生の理系科目の指導等に一部使用しています。今後もさまざまな指導スタイルを検討し、適宜取り入れていきたいと考えています。
どのような指導スタイルをとるにせよ、大事なことは、自立の姿勢を育てると同時に、塾に通って来てくれる子どもたち1人1人のことをじっくり見る、ということだと思っています。
子どもたちの中には、集中力のある子もいれば身の周りのいろいろなことによく気がつく子もいます。分からないことをよく訊いてくる子もいれば分からないことを大事に秘密にしてしまう子もいます。1人として同じ子どもはいないわけですから、そういう子どもたちに同じ1つの内容を理解し身につけてもらうには、100人いれば100通りのやり方がなければならないことになります。私たち塾をやる者の使命は、この、100人いれば100通りのやり方がある、を、とことん追求することだと思っています。ここに、学校とは違う塾というものの存在価値があると信じて、これからも努力していきたいと思っています。
水橋校 涌井 秀人